店主プロフィール

本業は有機農業で、
その傍らコーヒー豆の焙煎をしています。

これまでデザインや、地方創生に関わる仕事をしていましたが、それぞれの地域の食に関わる中で有機農業に興味を持ち、縁あって長野県の農場で働くことになりました。

冬はオフですが、それ以外のシーズンは泥だらけになりながら、学生時代の部活のように仲間たちと野菜を育てています。

焙煎に関してはまだまだ修行中の身ではありますが、試行錯誤しながら、毎朝毎晩欠かさず焙煎しています。

焙煎を始めたキッカケ

焙煎のキッカケとなったのは農場の”まかない”です。

自分達で作った野菜を使うので、会話は自然と料理の味や、野菜の良し悪しの話に。

普段の生活から失われるつつある、

「味わう」ということを思い出させてくれます。

この経験が、毎日なんとなく飲んでいたコーヒーを

「味わう」ことに繋がりました。

「ちゃんとコーヒーを味わってるんやろうか?」
「コーヒーってそもそもなんやろう?」と
疑問を持ち、様々なコーヒーを飲むようになり、
気づけば手鍋で焙煎するようになり、その後焙煎機を
購入して本格的に始めることになりました。

「BLOCK」に込めた想い

様々なコーヒーを飲んだり、焙煎したり、
ブレンドを作ったりする中で、子どもの頃に遊んだ、
積み木やレゴブロックを思い出しました。
ただただ、何かを創るプロセスが楽しい。

コーヒーも飲むまでに何万通りのプロセスがあります。
焙煎度合いはどうするか。
どんな器具を使うか。
湯量や温度はどれくらいか。
どんな淹れ方をするか。
様々な方法を試しながら、プロセス自体を楽しむ。

コーヒーを淹れたり、作ったり、飲んだり、
そのプロセス自体を楽しく愛おしく思ってもらえたら。
そんな想いを「BLOCK」に込めました。

お店のこだわり

①少量販売
 いろんな豆を楽しんでいただきたいので、
 少量販売かつ定期的に販売する豆の種類や焙煎度を変えていこうと思っています。

②自分の言葉で伝える
 できるだけ自分の言葉で、商品の魅力や特徴をお伝えしたいと思っています。
 私もよくネットでコーヒー豆を買いますが、専門的な言葉で商品の説明がされていることが多く、
 結局パッケージでなんとなく購入している自分がいました。
 ジャケ買いももちろん良いのですが、どこか空しさも感じていたので、なるべく自分の言葉でお伝えできればと思っています。

③ライフスタイルの共有
 これはかなり偏見かと思いますが、
 コーヒー豆を自分で挽いて飲まれている方の多くが、食にこだわりがあったり、自然が好きだったり、
 ゆったりとした生活をしている・したいと思っている方が多いのではないかと思っています。
 そういったライフスタイルに関わる部分もブログや商品を通してお伝えできればと考えています。

これから

長野の生活はとても気に入っています。
あんなところまで人は登れるのかと思うほど高く、
美しい山々に感動している毎日です。

そんな長野の土地で、
池のほとりにある小高い丘の上に、
自宅兼カフェをオープンしたいと考えています。
冬以外の3シーズンは農場で働きながら焙煎し、
冬は雪で農業ができなくなるので、
カフェとしてオープンしたいと思っています。
まだ家探しの段階ですが、そのあたりもブログなどで
発信していく予定です。ぜひご覧ください。

余談:私の好きなコーヒー

①甘味が強い
 酸味・甘味・苦味のバランスが良いものが好きですが、その中でも甘味が目立ったものが好きです。

②心地よい余韻がある
 後味がスッキリしているものも好きですが、思わず遠くを眺めたくなるようなホッとする心地よい余韻があるものが好きです。

③コク(粘性)がある
 コーヒーを飲むとき、私は「噛む」ように飲みますが、軽やかでサラサラしているよりは、少し重く粘性があるものが好きです。